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東京スカイツリー

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  東京スカイツリー 最近の東京の話題といえばスカイツリーである。世界一高いというのはなんともいえず魅力があるものらしい。東京タワーが333メートル、スカイツリーは634メートルだから、たしかに倍近い高さだ。高ければいいのかという疑問もあるが…まあ、いいのかな。 東京タワー 東京タワーは、むかしはそれほどでもなかったが、いつの頃からか結構好きになった。ライトアップが成功した数少ない例かもしれない。皇居前など、ビルの谷間に浮かぶ姿はたしかにキレイである。ときに満月がかかっていたりする。昭和30年代の日本を描いた映画「ALLWAYS 三丁目の夕日」ですっかり有名になった。東京タワーが完成したのは昭和33年のことだ。 パリにエッフェル塔ができたのは1899(明治22)年。当時は醜悪そのものだとパリッ子からは非難ごうごうだったという。それがいまや歴史的建造物として都市計画上手厚く保護されている。景観の美しさは時代によって変化していくことがよくわかる。このあたりが景観や風景を論じるむずかしさだ。 京都タワー 二十歳すぎに札幌を出た。たまに帰郷して千歳空港からバスで札幌にたどり着くと、大通公園のずんぐりとしたかならずしも美しいとはいえないテレビ塔がなぜか懐かしい。京都駅前の京都タワーは古都にはまったく似合わない建築物だ。笑い話に「京都でもっとも景色のいいのは京都タワーの展望台である、なぜなら京都タワーを見なくてすむから」というのがあったぐらいである。しかし新幹線で出先からもどって、京都駅近くのこのタワーが近づくと、なぜかホッとした。 鹿児島中央駅観覧車 鹿児島にこうした高い塔はない。しいてあげれば中央駅上観覧車の、それも夜にネオンが灯ったものだろう。3月まで住んだマンションの11階からよく見えた。大型観覧車は全国のあちこちにあっていまや珍しくもない。これだけを好ましく感じるのは、5年間眺め続けたせいであろうか。 (2012/5/11)