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幻の和食展

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 上野の科学博物館に行った。コロナ真っ盛りで、当然博物館も休館中である。通用口から手を消毒し検温して入り、館長と会った。ちょうど和食展の準備が完成したところであった。展示にはおそらく億単位の金がかかっただろうが、休館中ではどうしようもない。テーマがいいから、人気の特別展になったに違いない。じつに残念である。しかし、幸運にも館長の案内で無人の和食展を見ることができた。  卑弥呼の食卓という展示があった。野菜入りの炊き込みご飯、真鯛の塩焼き、煮物などが並ぶ。弥生時代といえども、さすがに女王の食事は豪華である。  大根は和食と相性がよく、日本の品種は世界でもっとも多様だという。しかし元々は古代エジプトに栽培記録があり、日本に入ったのは3世紀頃らしい。 (2020.6.13)