投稿

11月, 2012の投稿を表示しています

映画

イメージ
高峰秀子・浮雲   女優高峰秀子の最高傑作「浮雲」は昭和30年に公開された。舞台はもちろん屋久島である。浮雲の宿というホテルが安房にまだある。経営者は何代か変わったようであるが。相手役は森雅之、戦後の混乱期に職を求めて屋久島に渡り、営林署勤務という役どころだ。  映画産業と最盛期は昭和33(1958)年、年間13億人が映画館に足を運んだ。現在は1億数千万人だから、映画人口は10分の1程度になってしまった。最近映画館に行ったのはいつ?と聞かれて即答できる人はあまりいないだろう。映画好きのわたしでも危うい。たしか鉄の女「サッチャー」だったかな。とすれば半年前のことになるのか…  都城市・看板  テレビが映画を駆逐したのはたしかなことだ。なにせ、タダだし。最近の脅威は、レンタルビデオ店の存在だろう。新旧だいたいの映画は揃ってるし、こちらの都合でいつでも借りられる。新作のレンタル化も、最近はとくに早くなったようだ。  何年か前、都城市に行った。町はずれの飲み屋街に映画の看板が懸っていた。映画館ではないようだから、ディスプレーの一種だろう。 夕張・看板  北海道の夕張市では前から映画祭をやっている。市が再建団体化したあとも続いているようだ。街には映画の看板があちこちにあったが、なんとなく淋しい感じは否めない。 加計呂麻島・ディエゴ並木   鹿児島を舞台にした映画はたくさんある。高倉健の「ホタル」は垂水市、釣りバカ日誌は甑島だった。山田洋次は奄美好きで、男はつらいよのテレビ版最終回は奄美大島、映画の最終48作目は奄美大島の先の加計呂麻島である。海際のディエゴ並木の奥に家のセットが残っているという。(2012/11/15)