投稿

西郷どん

イメージ
 東北への玄関口、上野の山、花見、新幹線、博物館美術館などなど、上野のシンボルはたくさんあるが、最近はパンダだろうか。子供が生まれてからとくにその傾向に拍車がかかっているようだ。しかしここにきて、西郷人気が盛り返してきた気配がある。来年、明治維新150年を迎えることもあるだろうが、来年NHK大河ドラマが「西郷(せご)どん」であることのインパクトが大きいようだ。本屋に行くと西郷関連本が平積みされている。  上野駅からすぐ、アメ横の入口近くに「立ち呑みさいごう」という店がある。前から気になっていたが、先日、思い切って入ってみた。思ったより居心地がよく店主の愛想もいい。元は立ち呑みだったのを改良したのだろうか、椅子とテーブルもある。生ホッピーが売りで試すとたいへん飲みやすい。店名の由来は、鹿児島出身者だからなのか単なるファンだからなのかは不明である。 (2017.10.26)

不思議な人々

イメージ
 東京は人が多い分だけ変な人が多い。先日も錦糸町駅近くの大きな本屋で、アメリカの猟師みたいな毛皮帽と服の男に出会った。高田馬場駅では、70代後半・かなりデブの爺さんが、セーラー服に白髪のお下げ髪でJR改札口横に堂々と立っていた。もしかすると幻だったのではないかと思えるぐらい不気味な風景だった。あまりに驚いたので写真はない。  自宅近くのJR大塚駅界隈でもいろいろな人を見る。駅近くの医療専門学校の生徒とよくすれ違うが、ほぼ全員アジア系の外国人である。ときどき中近東系がいるが、日本人と欧米系の白人は見かけない。何を教える学校なのかはよくわからない。  この夏には麻の着物を来た男をよく見た。30代後半ぐらい、左手の小ぶりのカゴには煙草などが入っている。どういう職業で、どこに向かっているのかは不明である。見かけるのは土日が多い。一度タキシード姿を見たような気がする。猫ストッキングの女性は20歳前後と若かったような気がする。ブーツだから冬だったのかな。この人は残念ながら一度しか見ていない。  鹿児島はこの手の人間にはほとんど会わないように思う。もしかすると危ない奴は、早めに東京や大阪に送り込んでいるのだろうか。 (2017.9.20)

東上野コリアンタウン

イメージ
 7月末東上野のコリアンタウンに行った。最近知ったことだが、東京でもっとも古いという。上野駅から歩いて数分とごく近い。アメ横の雑踏を抜けるとすぐ、しかし人はまばらであった。焼肉屋などのごく小さな店が数十軒ある。有名な大久保通りなどより前からあるらしい。  8月1日から屋久島へ。さすがに夏で35℃と暑く、夜になってもなかなか気温が下がらない。夏の出張が疲れるのは暑さよりもむしろ温度差で、羽田空港などは妙に生暖かく、乗物、建物内は意外と寒かったりする。夏休みだから子供連れも多くて騒がしいし。  3日は奄美の写真家浜田太さんの国際賞授賞式が池袋であり、パーティに参加してきた。アジア地区の自然写真家が対象とのこと、11月にはアメリカのスミソニアンでも授賞式があるとか。アマミノクロウサギの授乳する姿・動画が、審査員の心を打ったようだ。 (2017.8.7)

かつ丼

イメージ
 突然、かつ丼が食べたくなることがある。しかし、長いことおいしいのは食べてないなぁ。かつ丼はどこにでもあるが、これだというのにはなかなか巡り合わない。阿蘇時代、国道57号線沿いのドライブインでもの凄いかつ丼を食べたことがある。薄い汁というよりお湯が丼の半ばまで浸していて、じつに恐怖だった。あれほどまずいかつ丼は空前絶後である。もっとも周りを見わたしたところでは、かつ丼なんぞ注文している客はいなかったが。天丼、親子丼、かつ丼などの丼物はそもそも関東のものなのか、関西ではいまいちだったような記憶がある。  国分がまだ国分市だった頃、「こけし」というかつ丼屋に行った。かつ丼、カツカレーなどの店だった。かつ、玉子、玉ネギ、ご飯など、それぞれの大盛がある。ダブルカツスーパーというのが、全てが倍のものだっただろうか。文化の熟度は多様性にあるとの説に従えば、鹿児島国分・かつ丼の文化性は日本一かもしれない。  (2017.7.10)

日光・田母沢別邸

イメージ
 1年ぶりに日光へ行った。今回は田母沢別邸、―つまり大正天皇の夏の別荘ですねーを見物してきた。この別荘は全体で千数百坪あるらしく、じつに広大である。日光は標高が500から600メートル、さすがに涼しく風が心地よい。このところの東京は急に暑くなってきたところだから、なおさらである。むかし阿蘇のカルデラに住んでいたことがあるが、ここも夏は涼しかった。阿蘇はカルデラの底でも標高500メートルほどあって、日光と同じくらいである。  その数日前は、縄文杉発見50周年のイベントに呼ばれて屋久島にいた。屋久島は南の海に浮かぶ島で鹿児島市より暑いと思われているが、実際は市内よりかなり涼しい。夜などは肌寒いぐらいである。海風もあるがむしろ山から風が吹く。九州最高峰の宮之浦岳1936メートルから、冷たい風が下りてくる。 (2017.6.15)

今年のサクラ・その2

イメージ
 今年のサクラの開花は、全国的に遅いようだ。札幌はついこの間まで雪があった。3月末に鹿児島に行った。甲突川の桜並木は蕾もまだ固かったから、今年の鹿児島の開花は遅れたことだろう。  4月6日現在、東京都心はほぼ満開の気配である。4月4日、所用で上野に出かけた。週日の午後だというのに花見客でごった返している。サクラの樹の下の青シートは宴会の集団が占拠し、さらに新手の見物客が続々と集まってくる。歩くのにも苦労した。上野という花見の名所のせいなのかどうか、飛び交う言葉を聞くと、花見客の半ば以上が外国人だったようである。  考えてみると、花見は日本独特の文化、習俗かもしれない。その日本でもせいぜい関東あるいは関西の、それも近世以降に始まったもののようである。サクラは徒然草や西行の歌にも登場する。しかしこれは、いまのいわゆる花見とは違い、もう少し孤独で文学的な行為だったと思われる。  (2017.4.19)

サクラ、あるいは猫

イメージ
 どこかで梅でも見ようかと考えているうちに、サクラの開花に行き当った。東京の東の、錦糸公園である。早咲きの河津桜のようだった。昨年はたしか梅とほぼ同時咲いていたが、今年はなぜか桜が早い。桜の開花には1,2月の低温が必須条件で、暖かければ咲くというものでもないらしい。2年前に上野の科学博物館館長室で鉢植えのサクラを見た。ここ数年中では、この花が一番記憶に残っている。  大塚のよく行く本屋にネコの特設コーナーがあった。文庫本だけでもかなりの数があり、つまりそれだけ猫の本が出版されているということだろう。猫ブームもついにここまできたかと感慨深い。十何年か前、霞が関の役所を統廃合したときに、それまで総理府がやっていたペット関係の仕事を環境省が引き取ることとなった。犬猫も生き物だからというアバウトな理由で、当事者としては複雑な心境だった。  いまはどうか知らないが、鹿児島大のキャンパスではよく猫を見かけた。少なくとも十数匹はいたようである。夕方、構内で犬の散歩をさせている人が結構いた。夜陰にまぎれて猫に餌やりに来る人もいた。  (2017.3.6)

上野アメ横

イメージ
  所用で上野からアメ横へ行った。上野界隈は月に何度か行く。松坂屋デパートがあるしヨドバシカメラもあって、なにかと便利である。ちなみにアメ横とは、御徒町と上野駅の間500メートルに400の小さな店が連坦する商店街だ。魚介、乾物、衣料、雑貨屋が多い。雰囲気は焼け跡闇市風で、まさに戦後にできていまに至っているらしい。  少し時間があったので、御徒町からアメ横、上野駅近くまで歩いてみた。アメ横自体はほとんど変わっていないが、まわりに屋台風の居酒屋が増えているのには驚いた。鹿児島中央駅前の屋台村とは違って、1つ1つが大きい。店の前に椅子、テーブルが並べてあったりする。流行っているのは、開放的な雰囲気が好まれているのか、やっぱり安いからなのか。上野駅近くには「さいごう」という店もあった。何といっても上野は西郷だし。この店は立ち飲み屋だが、テーブル席も少しあるようだ。  写真の「大統領」という店はいつからあったのか不明だが、4時前だというのにほぼ満員である。外から見た感じでは、リタイア組のオジサンではなく、若い客が多いようだった。  (2017.1.27)

築地市場

イメージ
  12月半ば、築地市場に出かけた。ここも今年が最後になるかもしれないし。というか、例の騒ぎがなければ、11月にはすでに豊洲に移転しているはずだった。  土曜日ということもあって、思ったよりずっと人が多い。そもそもこの時期は人が多いのか、あるいは私と同様に今年限りの気分で来たのだろうか。中国人観光客が多いのにも改めて驚いた。中国への土産物には生鮮食料品はあまり向かないようにも思うが、定型の観光コースになっているらしい。昼食などとるにはいいのかな。  市場の面白さは、地域の経済や生活がストレートに感じられるところにある。いわゆる観光施設での情報には何かしらの「よそおい」あるいは「意図」が感じられるが、そうした感じは市場にはほぼない。  「時代」だからまあ仕方がないが、鹿児島中央駅前の朝市が少しずつ小さくなってきたのは寂しいことだ。たまに行ってみると、おばあさんが道端で松の枝や花、漬物を売っていたりする。  (2016.12.26)

銀座の白くま

イメージ
 11月の東京はクリスマスと正月が混在する。つい先日まで大騒ぎしていたハロウインは、もう影も形もない。上野駅構内に大きな熊手があった。最近は毎年出ているようである。  銀座を少し歩いた。それなりにクリスマス・モードだったが、まだ日があるせいか全体にやや地味目の印象である。あるいは今年という年が、そもそもそういう気分なのかもしれない。あちこちで工事中のところが多く、銀座も大きな変わり目のようである。  銀座の街はデパートがわかりやすい目印で、三越、松屋、松坂屋が銀座本通りに面している。その一角である松坂屋は現在閉店して大規模工事中である。なんでも高層の総合ビルになり、デパートはなくなってしまうらしい。  鹿児島の天文館では、電車通り沿いのタカプラから永田シロアリまでを再開発、ホテルその他の総合テナントビルにすると聞いた。ここのところ、中央駅アミュと郊外のイオンに押されて天文館はやや地盤沈下しているという。老舗繁華街のV字回復第1弾になることを期待したい。  (2016.11.22)